阪神タイガース

阪神タイガースの選手は小柄な野手が多い!投手は球速よりもコントロール力重視型

阪神タイガース

阪神タイガースの選手はよく小柄な選手が多いと言われ、投手はコントロール重視型と言われています。

今回の記事では、阪神の選手傾向として小柄野手が多い点と投手は球速よりもコントロールを重視されている件について詳しく解説していきます。

タイガースの投手陣は球速よりもコントロール重視

タイガースはリーグの中でも投手の層の厚さに定評があります。チームによって投手のカラーがことなりますが、タイガースは球速ではなくコントロールの良い投手を重宝する傾向にあります。

防御率 与死球数
巨人 2,49 44
阪神 2,50 33
横浜 3,07 51
広島 2,62 46
中日 2,99 36
ヤクルト 3,64 39

上記のように、1位の巨人と防御率は変わらず、与四球数はリーグで一番少ないことがわかります。よって、阪神の投手陣のコントロール力は高いと言えます。

一言でまとめると、阪神は“打たせて取る”タイプのピッチャーが大多数です。そこで、コントロールに定評がある投手を3名紹介していきます。

大竹耕太郎選手

大竹選手は2022年の第1回現役ドラフト会議でソフトバンクから移籍してきた選手です。移籍1年目から先発ローテ入りし、今では大竹選手は阪神の戦力に欠かせない存在となっています。

2年連続で2桁勝利を収めている大竹選手ですが、ソフトバンク時代から球速が伸びないことに悩んでいました。球速だけで見ると、今シーズンの最高球速は145キロですので速いとは言えません。

大竹選手は高低を上手くコントロールできるのが特徴で、相手打者を困惑させる“超スローボール”は測定不能と表示されるほどの球速。カープ、ヤクルト、ベイスターズは大竹選手が先発の時は苦戦を強いられています。

奪三振率は5.66と、先発ローテの中では一番低いです。

西勇輝選手

x.com

西勇輝選手は、タイガースの現役選手の中で最年長の選手で今年で34歳になります。2019年にFA権を行使してオリックスから移籍してきました。

西選手も大竹選手と同様に最高球速はそこまで早くなく、今シーズンの最高球速は146キロでした。スライダーとフォーシームを中心に逃げ沈むような投球をテンポ良く行うのが投球の特徴です。

選手の間では、牽制球の能力を高く評価されており、現役選手で最多の15牽制という成績を残しています。メジャーリーグで活躍するダルビッシュ選手も西選手の牽制している姿を動画で見て参考にしていると公言しています。

高橋遥人選手

高橋遥人選手は、今年怪我から復帰し、4年ぶりに支配下登録、1軍復帰を果たした入団6年目の投手です。開幕までには間に合いませんでしたが、8月から先発ローテ入りを果たしました。

度々怪我に苦しみ、まだ復帰したばかりということもあり10日間隔でのローテ入りとなりましたが、持ち前のコントロール力を発揮しファンを沸かしてくれました。

高橋選手の特徴は落差の大きい独自な軌道を見せるカットボールやツーシーム、スライダー、チェンジアップです。苦戦する打者が多いほど、球の軌道が予測しにくいです。

今シーズンの最高球速は150キロです。来季は開幕からローテーション入りを果たしてほしいです。

阪神の野手は小柄な俊足タイプの選手が多い

野手陣を見ると、他球団と比較して小柄な選手が多いのが阪神の特徴です。なぜ小柄な選手が多いのかは明確ではありませんが、ネット民の間では下記のような声がありました。

・阪神の投手陣は、助っ人を除いて高卒は大柄が多い(藤波、才木、今朝丸、茨木)が大卒&社会人は小柄が多い(伊藤、村上、下村、伊原、石井)傾向にある。
・小柄な選手のほうが、怪我をしないイメージが強いため小柄な選手を好むのではないか。
・阪神は“守り勝つ野球”をテーマに掲げている。小柄な選手のほうが俊敏に動けて守備がうまい選手が多いのではないか。
・阪神の二遊間コンビは、歴代小柄な選手が多くどれもスター選手。そういった経験に基づいて小柄な選手をスカウト陣がピックアップしているのではないか。
セリーグ6球団の今シーズンのスタメンから平均身長を計算してみました。その結果、平均身長が高いチームから順にランキング形式で発表していきます。
1位 ヤクルト 184,375㎝
2位 巨人   180,625㎝
3位 中日   180,125㎝
4位 横浜   179,5㎝
5位 広島   178,25㎝
6位 阪神   177,25㎝
以上のように、計算をしてみたところ阪神の野手陣は他球団と比較しても小柄なことがわかりました。
つづいて阪神の1軍登録選手で小柄な選手をランキング形式で発表していきます。

1位 近本光司選手

近本光司は走攻守揃った外野手で、持ち前の足の速さで5年連続でセリーグの盗塁王に輝いています。小柄な体格で身長は171㎝ですが、ホームランも打てるリーグを代表する外野手です。

2位 中野拓夢選手

x.com

中野拓夢選手は、入団4年目の内野手で守備に定評のある選手です。足も速く、盗塁がうまいことでも知られています。

近本選手と同様に171㎝という小柄な体格ですが、華麗なグローブ捌きが魅力の選手です。

3位 梅野隆太郎選手

x.com

梅野隆太郎選手は、入団11年目のタイガースを代表するベテラン捕手です。今季の打率は2,09と振るいませんでしたが、“打てる捕手”と言われるほど打撃センスが評価されています。

そんな梅野選手はあまり小柄なイメージはありませんが、173㎝とやや小柄な選手です。

4位 富田蓮選手

x.com

富田蓮選手は、入団2年目のリリーフ投手です。昨年の1軍での登板機会は9回と多くありませんでしたが、今年は33登板を果たし大活躍してくれました。

マウンドではパワフルな投球を見せてくれるので小柄なイメージは持たれにくいですが、174㎝と野球選手にしては小柄です。

2024年ドラフト会議で1位指名された伊原選手は170㎝!

今年のドラフト会議で1位指名された伊原陵人選手は、なんと170㎝!阪神の現役選手の中では一番小柄な選手が加わることになります。

伊原選手は、村上選手の高校時代の後輩だそうで一緒にプレーをしてきた戦友です。現在まで連絡を取り合うような関係ということでまた一緒のチームでプレーできると喜んでいます。

伊原選手の最高球速は148キロとあまり早くはありませんが、スピンの効いたストレートに定評があります。今年の社会人ナンバー1投手と言われているので来季の活躍に期待したいですね!

まとめ

今回の記事では、阪神は小柄な選手が多い、投手は球速よりもコントロールが重視されている件について詳しく解説してきました。

他球団と比較しても阪神の選手は小柄だということが判明しましたね。今季のセリーグを見ていても、阪神の選手が一番怪我での離脱者が少なかったように感じましたが、やはり小柄な選手のほうが怪我はしにくいということなのでしょう。

今後も阪神らしいカラーを保持して邁進していってほしいです。

コメント