今回の記事では、早稲田実業高校が2025年の春のセンバツ出場が当確とされる理由5つを詳しく解説していきます。
早実が関東、東京6枠目に当確な5つの理由
春のセンバツへ出場できる学校は東京と関東合わせて6校です。秋季大会が終了した現時点でセンバツへの出場が当確とされている学校は5校あります。
残る1枠は東京の早実か、関東代表の東京農大二かのいずれかが有力とされていますが、早実のほうが圧倒的に有利な状況です。
なぜ早実が最後の6校目に当確と言えるのか、その理由を5つあげてまとめていきます。
秋季大会の成績が重視されるため
秋季大会の結果を考慮してセンバツの一般出場枠が決まります。東京大会で決勝では、早実対二松学舎大付の対戦となりましたが、試合は12回の延長の末、5-6で二松学舎大付が優勝しました。
1点差の大接戦ということもあり、実力には大差がありません。センバツの選考において試合が僅差の結果だということは大変有利になります。
2024年のセンバツでは、関東が5校出場となりました。関東大会の準々決勝では、
・健大高崎 対 中央学院 → 4-3
・山梨学院 対 桐光学園 → 4-2
という結果になり、僅差で負けてしまった中央学院がセンバツに選出されています。
2023年のセンバツでも、関東が5校出場となりました。関東大会の準々決勝では、
・健大高崎 対 横浜 → 5-2
・作新学院 対 専大松戸 → 3-4
・山梨学院 対 山村学園 → 9-1
・慶応 対 昌平 → 7-3
という結果になり、僅差で負けてしまった専大松戸がセンバツに選出されています。
過去2年のデーターから見ても、決勝戦で僅差で負けてしまった早実がセンバツに選出される可能性が極めて高いと言えるでしょう。
“早実”のブランド力、歴史のある学校は有利
早実は、大正時代から野球部が発足されており、高校野球草創期から高校野球を盛り上げてきました。高校野球の現在までの発展に貢献してきた早実は特別な存在と言えるでしょう。
全国の誰もが知る名門の一つであり、マスコミの注目度や集客力も期待できます。これらの理由から高校野球高野連からお気に入りと言われています。
早実か、関東で有力とされている東京農大二かどちらかと比較されるわけですが、過去に2008年、2012年も同様に比較されることとなりました。
両年とも早実がセンバツに選出されていることからも、早実のブランド力は選考基準に大変有利と言えます。
注目度の高い選手が多い早実は話題性抜群
上記でも述べた通り、マスコミの注目度や世間での注目度の高い学校が選出されやすい傾向にあります。早実というブランド力の他にも、早実にはプロも注目するレベルの高い選手が多いです。
エースの中村選手の他にも川上選手、山中選手など走攻守揃った選手たちがいるため高校野球ファンたちも多く注目しています。
比較候補となる東京農大二は同地域校が出場確定なので不利
比較候補となる東京農大二は群馬県にある高校です。同じ群馬県にある健大高崎高校が既に関東の4枠に入っておりセンバツへの出場が確定と言われています。
関東の中でも同一県から2校選出されるケースは大変少ないため、東京農大二が選出される可能性は限りなく低いと推測されます。
好投手が率いるチームが有利
出場校に選ばれる要素として、好投手がいる学校が有利と言われています。早実は、夏の甲子園でも好投をしたエースの中村選手をはじめ浅木、田中が控えています。
田中選手は、先日の東京大会決勝で継投を務めており、安定したピッチングをしていました。中村選手以外にも好投を発揮できる投手がいる早実は、選抜される可能性が高いと言えるでしょう。
2025センバツに出場が確定しているチームまとめ
東京大会で二松学舎大が優勝を決め、春のセンバツへの出場が確実となりました。現在までに出場を決めているチームは以下の通りです。
北海道(1枠) 東海大札幌
東北(3枠) 聖光学院 /その他2校は青森山田、花巻東が有力
関東(4,5枠) 横浜、健大高崎、浦和実、千葉黎明 /残りの0,5枠は東京農大二が有力
東京(1,5枠) 二松学舎大付 /残り0,5枠は早実が有力
東海(3枠) 大垣日大、常葉大菊川 /残り1枠は、至学館が有力
北信越(2枠) 敦賀気比、航空石川
近畿(6枠) 東洋大姫路、智辯和歌山、市和歌山、天理、滋賀学園、滋賀短大付
中国(2枠) 広島商、米子松陰
九州(4枠) 沖縄尚学、エナジックスポーツ、柳ヶ浦 /残り1枠は西日本短大付が有力
0,5枠が残っている関東と東京ですが、合わせて1枠になるため実際に出場できるのは東京農大二もしくは早実のどちらかとなります。
関東東京残りの1枠はどの学校になるのか。ネットでの声
・センバツの選出基準で、伝統校が有利な一面があるので早実の出場が濃厚なのではないか。
・延長12回という激闘を繰り広げた早実は、優勝した二松学舎と同等のレベルと言えるので早実が 出場する可能性が高そうだ。
・試合のスコア的には接戦だった早実が有利だが、関東大会の準々決勝(東京農大二VSつくば秀英)のほうが試合内容が濃く、レベルが高かったように感じる。東京大会よりも関東大会のほうが全体的にレベルが高かった。
・東京の強豪校である日大三、帝京にコールド勝ちをした二松学舎大付相手に競り合った早実はレベルが高く、出場校で決まりだ。
上記のような声がありました。全体的に見ると早実派と東京農大二派とで半々くらいに意見が分かれているようでした。
早実新チームの要。主戦力の選手たち
夏の全国高校野球選手権に出場を果たしている早実は、野球の名門として歴史のある高校です。優勝候補として挙げられていましたが、残念ながら秋季の東京大会では決勝で敗退となりました。
新2年生が率いる早実はどのようなチームなのか、主力の選手たちの情報をまとめていきたいと思います。
絶対的エース中村心大は打撃も安定した二刀流
早実・中村投手のグラブは
ジュンケイコユニ使いですが指カバーは通常配置#道具からみる高校野球#甲子園2024観戦記 pic.twitter.com/igbl5sCqCK
— バックネット裏@野球道具ブログ更新中 (@baseballbacknet) August 15, 2024
エース中村心大選手は、夏の甲子園でも2年生エースとして注目されていました。最速145キロのストレートを投げることができるサウスポーです。
ストレートの他にもスライダー、カットボール、フォーク、カーブを投げることができます。高校に入ってから球速が急激に上がったようなので、これからさらに球速が伸びる可能性があるので今後の成長にも目が離せません。
さらに中村選手は、クリーンナップを任せられるほどの打撃センスが魅力です。力感なく鋭い打撃をこなすのが特徴で、粘り強さもあるため相手投手に多く球数を投げさせることができます。
秋季大会では、打率.467という好成績を残しており、3番打者を任されていることが多かったようです。
4番キャッチャー山中晴翔は期待度大の長打者
山中選手は今年から捕手に転向した2年生選手です。主に捕手として出場していますが、試合によてはファーストを守ることもあるようです。
夏の甲子園では、鳴門渦潮戦で3安打しておりチャンスに強い印象的なバッターです。秋季大会では打率.412、長打率.647という成績を残しています。
エースの中村選手と3、4番を担っている早実の要です。
1番ショート川上真はリリーフも務める二刀流
川上選手は夏の甲子園ではリリーフピッチャーとして活躍し、新体制となった秋からはショートに転向をしたようです。
中学時代には主にショートを守っていたそうで、送球が早く、守備範囲が広いと守備力に定評があります。足が速く、多数の安打を放っていることから攻守両面のバランスが整った選手であると言えます。
秋季大会では打率.412、長打率.412という成績を残しています。甲子園での好投もあったので、またリリーフとしての登板も見たいですね。
福和田選手は、1年生ながら4番バッターを任せられている注目選手です。守備はファースト、サードを守っており、試合によって異なるようです。
まとめ
今回の記事では、早稲田実業が春のセンバツに出場当確とされる理由5つと早実の主力選手たちについて、残り1枠は東京、関東どちらの学校から選ばれるのかネットでの声をまとめていきました。
夏の甲子園出場もあり、早実の実力は間違いなく全国レベルと言えます。現段階では早実が残り1枠を獲得する可能性が限りなく高いと思います。春のセンバツが今から楽しみですね。
コメント