2025年シーズンも間近に迫り、多くのファンが期待する阪神タイガースの若手選手たち。この記事では、一軍昇格が期待される注目選手と、それぞれのポジションで予想されるレギュラー争いについて詳しく解説します。
特に新監督・藤川球児氏による若手起用方針にも触れながら、今後の展望を考察していきます。
2025年シーズン注目の阪神タイガース若手選手
阪神は、1軍野手がほぼ定着している状況です。そのため、1軍のレギュラーに入るということはハードルが高いものです。
今まで一軍での出場機会に恵まれなかった若手選手の中で、今年は1軍出場の可能性があると見込まれる選手をまとめていきます。
“打てる”若手捕手 中川勇斗選手
3回、中川勇斗選手が
先制ソロホームラン⚾
広いバンテリンドームでの一発にナインも沸きます!!
出身は愛知県小牧市です!! pic.twitter.com/FozTOkfH6G— スポニチTIGERSフォト (@Sponichi_Tfoto) August 2, 2022
“打てる捕手”として評価されており、打撃センスを高く評価されています。2022年には代打として1軍の試合に出場した経験があります。外野守備にも挑戦しており、捕手としてだけでなく、複数ポジションを守れるユーティリティー性が期待されています。
2024年には、フレッシュオールスターズにも選出され、ファンからは「2軍でやることがない」という声が上がるほど注目されています。
捕手としては、リード力が課題とされている一方でその打撃力は一軍でも即戦力級と評価されています。リード力は実践を積むのが一番なので、一軍の試合に出場することで磨かれていきます。藤川監督が中川選手を1軍の試合で起用するかどうか見ものです。
驚異の守備率.966次世代遊撃手 山田修也選手
1軍での出場経験はありませんが、昨年はファームのオールスターゲームに選出されており、注目度は大変高い選手です。2024年は二軍で102試合に出場しました。高卒1年目ながら、9月には月間打率.308を記録するなど打撃面でも成長を見せています。
高校時代に出場したU-18ワールドカップで世界一を経験した実績があることから、冷静さと勝負強さがあり、多くのファンから期待されています。打撃面ではまだ課題が多いものの、高校時代から評価されていた守備力はプロでも即戦力級です。
今後は打撃力の向上が1軍昇格への大きなカギになりそうです。
得点圏に強い次世代センター 井坪陽生選手
井坪くんフォームかっこいいわ〜 pic.twitter.com/nE0cQe1gtJ
— ええこと言う阪神ファンまとめ (@eekotoiu8n) February 11, 2023
遠投101メートルという強靭な肩を持っており、50メートル6秒という俊足を活かし、外野守備でも着実にレベルアップしています。2024年の成績は、同世代の外野手としてはトップクラスであり、特に得点圏打率が高い点が特徴です。三振割合も9.0%と改善されており、高いコンタクト能力が特徴です。
2025年の春季キャンプでは、初めて一軍メンバー入りを果たし、藤川監督からは「次世代のセンターとして期待している」と評価を受けています。キャンプ初日ではチーム1号となるホームランを放ち、存在感を示しています。
井坪選手の魅力は、豪快なフォームと強靭な上半身から繰り出すスイングです。今後は打撃センスを伸ばしつつ、安定した守備力を備えることが課題と言えます。
メンタルが強いリリーパー 川原陸投手
8回表、6年目川原陸投手がプロ初登板!戸柱選手からプロ初奪三振を奪う!#hanshin #虎テレ #阪神タイガース #ARE_GOES_ON pic.twitter.com/ZuViUwX8gn
— 阪神タイガース (@TigersDreamlink) September 30, 2024
2024年に支配下登録された後、9月30日のクライマックスシリーズファーストステージでは1回無失点という堂々たるピッチングを披露しました。2021年に左肩の故障により、育成契約となりました。支配下登録をされるまでの3年間、リハビリやトレーニングを重ねる中で「何度も諦めかけた」と発言するほど苦しい時期もあったそうです。
育成契約から這い上がった背景には、「ダメなら長崎に帰ってちゃんぽん屋をやれ」という独自な叱咤激励もありました。この経験が彼の精神的なタフさに繋がっています。
昨年は中継ぎで不調の選手が多かったため、2025年シーズンでは、中継ぎとして勝ちパターン入りするチャンスです。登板中、球が荒れる場面が見受けられるため、制球力の向上と安定が川原選手の課題と考えられます。
2025年阪神タイガースレギュラー争い注目ポジション
今季のレギュラー争いが予想される注目ポジションをまとめていきます。
正捕手争い&3番手捕手は誕生するのか
✅載せきれなかった男たちの歓喜#阪神タイガース #梅野隆太郎 #坂本誠志郎
【阪神】梅野隆太郎が明かす坂本誠志郎への思い 左手骨折で後輩にアレ託し「捕手は永遠に我慢」https://t.co/gQcA2YqQph pic.twitter.com/l4h0WoAhPF
— 極トラ・プレミアム(日刊スポーツ) (@NikkanNaruohama) September 15, 2023
昨年シーズンで浮き彫りとなった“捕手の低打率”の改善が今シーズンに向けての大きな課題になるでしょう。岡田前監督時代は、梅野隆太郎選手と坂本誠志郎選手の2捕手制でした。ベテラン層である2選手ですが、不名誉なことに、共に12球団の中で唯一本塁打がない捕手となってしまいました。
私は、2025年シーズンは捕手3人制になると予想します。梅野選手と坂本選手に続く3人目の捕手として挙げられるのは榮枝裕貴選手もしくは中川勇斗選手が挙げられます。なぜこの2名が挙げられるのか、各選手の今後の課題について解説していきます。
~榮枝選手~
~中川選手~
遊撃手の開幕スタメンを掴むのは誰か
今年のショート争いは木浪聖也選手、小幡竜平選手、山田修也選手に加えて昨年のドラフト会議で入団した佐野大陽選手も入り、昨年よりもショート争いが激化しています。
藤川監督は、若手選手を積極的に起用したいタイプなので年齢的に若く、経験値のある小幡選手が有利かと思われますが、私はショートは木浪選手と小幡選手の2人制になると予想します。シーズン後半に山田選手がそこに加わる可能性もあります。
新入団選手は、春季キャンプにおいて2軍スタートとなったことから、即戦力ではなく、ゆっくり育てていく方針だと考えられます。そのため、今年佐野選手が1軍出場する可能性は低いでしょう。
ショートの開幕スタメン候補3名の特徴と課題をまとめていきます。
~木浪聖也選手~
~小幡竜平選手~
~山田修也選手~
まとめ
今回の記事では、2025年シーズンのレギュラー争いが予想されるポジション、注目の若手選手についてお伝えしました。
各項目ごとに、まとめていきます。
~注目の若手選手~
- 中川勇斗選手:第3捕手や代打として期待。課題はリード力。
- 井坪陽生選手:代走や代打要員として1軍昇格の可能性。
- 川原陸選手:安定したリリーフ投球で勝ちパターン入りが期待。
~レギュラー争い~
- 捕手:梅野、坂本に続く第3捕手候補は榮枝または中川。
- 遊撃手:木浪、小幡、山田が候補。木浪、小幡の併用が有力。
春季キャンプも後半戦に入りました。スタメン争いが予想されるポジションを中心に見守りたいですね。
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