甲子園球場阪神タイガース

6連勝の阪神タイガース・打撃好調の理由は打順変更!佐藤輝明4番にハマった理由を徹底解説

甲子園球場

4月下旬の甲子園、私はスタンドで阪神タイガースの快進撃を目の当たりにしました。開幕直後は「今年も苦しいのか、、」と不安を感じていましたが、今や球場全体が勝利への期待に包まれています。6連勝の瞬間、周囲のファンと自然にハイタッチを交わし、これまでとは違うチームの勢いを肌で感じていました。

今季の阪神には打率3割台の若手選手が台頭するなど、打撃陣が絶好調。さらには、佐藤輝明選手の4番定着や、リリーフ陣の安定感も目を見張るものがあります。緻密なチーム改革と個々の成長が、なぜここまでの快進撃を生んでいるのでしょうか。

本記事では、阪神が連勝を重ねている理由を、野手の打順変更や新4番打者となった佐藤輝明選手にフォーカスを当てて詳しく解説していきます。

阪神が6連勝を達成しセリーグ1位!強さの理由を解説

4月前半には主催試合でなかなか勝つことができなかった阪神ですが、4月27日現在6連勝中と波に乗っており、現在セリーグ1位となっています。阪神が連勝できている理由を分析して解説していきます。

打撃力の向上・打率3割台が3選手!

4月中旬、甲子園で観戦した際、近本選手が初回から快音を響かせ、スタンドが一気に盛り上がったのを覚えています。近本選手は今季3割を超える打率を維持し、攻撃のリズムを作ってくれています。森下選手の打席では、5度目の猛打賞を現地で目撃し、その成長ぶりに驚かされました。

前川選手は14試合連続ヒットを達成した時、球場にどよめきが起き、私自身も「これが今の阪神の底力か」と実感しました。

26日の巨人戦まで14日連続ヒットを放っていた前川右京選手。昨シーズンにスタメンを勝ち取り、今では中軸の中で一番期待されているバッターです。同日の試合において第一打席でセンターへのヒットを放った際は現地で見ていてとても頼もしく感じました。翌27日の試合で連続ヒット記録が途絶えてしまいましたが、ここからリスタートして再度連続ヒットを更新してほしいです。

野手の打順変更

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4月15日の試合、佐藤輝明選手が4番に座った瞬間、球場の空気が一変したのを感じました。森下選手が3番に移ったことで、彼の打席に対するプレッシャーが和らいだように見え、実際にヒットを量産。

佐藤選手が4番でホームランを放った日は、私も思わず立ち上がって声を上げてしまいました。打順変更が選手のメンタルやパフォーマンスに与える影響を、現場で実感できた瞬間です。

佐藤輝明選手が4番に座って以降、彼の打席は毎回スタンドがざわつきます。6連勝中、佐藤選手がホームランを放った瞬間の球場の一体感は、これまでにないものでした。昨年が守備で不安定な場面も多かったですが、今季は守備でも集中力が増し、攻守でチームを牽引していると感じます。藤川監督の「日本を代表する4番に育てたい」という思いが、現場の雰囲気からも伝わってきます。

当初入団3年目の森下選手が4番を任されることに絶大な期待を寄せていましたが、勝負強さに定評がある森下選手もさすがに重圧を感じているのかなかなか打率が上がってきませんでした。チャンスの場面で打順が回ってきても、なかなかヒットが出ず毎打席悔しそうな表情をしていた姿が印象的です。25日の巨人戦では、早くも今季5度目の猛打賞を記録し、当初の悔しい表情から一転堂々とした風格を現地で見受けました。昨年のように打点を上げつつ本塁打も量産していってほしいです。

リリーフ陣の抜群の安定感

及川雅貴投手がマウンドに上がると、スタンドのファンは自然と拍手で迎えます。私が観戦した試合でも、ピンチの場面で登板し、見事に無失点で切り抜けた姿に感動しました。今季は13試合連続無失点と、数字以上に「ここぞ」という場面で頼れる存在です。

岩貞投手が復活登板したベイスターズ戦では、2年ぶりの勝利にスタンドが沸き、私も「これが阪神の強さだ」と胸が熱くなりました。

岩貞選手がベイスターズ戦に今季初登板をした際、去年までとは見違えるような好投をしており、ついに岩貞選手が復活した!と現地で気分が上がりました。ここ何年か不調が続き1年を通して1軍にいることがありませんでした。この試合で2年ぶりに勝利投手になった岩貞選手の嬉しそうな表情が目に焼き付いています。今年は1年を通して1軍で活躍する姿が見たいです。

佐藤輝明選手が阪神の4番に定着した理由

  • 藤川監督の期待:藤川監督は監督就任当初より佐藤輝明選手の能力を高く評価していました。4番を任せることも考えていましたが、結果的にはシーズンオフにプレミア12のメンバーに選ばれ、4番を務めた森下選手を4番に置きました。佐藤選手を将来的には日本を代表する野手にしたいという藤川監督の期待の大きさが伺えます。
  • 打撃の浮き沈みが減った:昨年までは、打撃面で浮き沈みが激しい点が佐藤選手の課題とされてきました。今季は4番を任されるようになってから打撃が安定し、すでに22安打、8本塁打を放っておりこれからの活躍にも期待が高まっています。
  • 守備での集中力:昨年はリーグで失策が1位になってしまい、守備面で不安の声が多かった佐藤選手ですが、昨年の反省を活かし、今季は守備でチームに迷惑をかけないようにしたいと意気込みを語っていました。昨年の試合では、守備の際集中力が途切れてしまうような場面が多く見受けられましたが、今季は集中力を切らさずに常にボールを追っている姿が印象的です。
  • チームの勝利への貢献度:今季リーグトップの本塁打を放っている佐藤選手は、この6連勝の中で3本本塁打を放っており、佐藤選手が打撃で貢献した日は高確率でチームを勝利に導いています。
入団当初から佐藤選手の打撃が好調の時は相手投手が緊張感を感じるほど、打撃好調時の佐藤選手は誰にも止められないというような雰囲気が漂っています。また、佐藤選手は打撃が好調の際は相乗効果で守備力も上向きになる傾向にあると感じます。この調子で1年4番を守り抜いて優勝に貢献してほしいです。

まとめ

甲子園での観戦を通じて、今季の阪神タイガースは「チーム全体が一丸となっている」と肌で感じました。若手の台頭や打順の工夫、リリーフ陣の安定感が、勝利への流れを生み出しています。現地で感じたことをもとに、今後も阪神の快進撃を応援し続けたいと思います。これから観戦を予定している方は、ぜひ現地の熱気と選手たちの躍動感を体感してみて下さい。

27日の巨人戦で連勝記録は止まってしまいましたが、試合内容は悪くありませんでした。今の好調さを維持してリーグ1位を維持していってほしいです。

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