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プレミア12タイガース森下翔太はなぜプロ2年目で4番に抜擢されたのか。話題の対韓国戦での2ランホームラン!

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現在プレミア12の試合が行われており、久しぶりの国際試合ということで世間の注目が集まっています。中でも、4番に抜擢された阪神の森下選手の活躍が目覚ましいです。

今回の記事では、なぜプロ2年目の森下選手が4番に抜擢されたのか、先日の韓国戦で話題となった2ランホームランについて解説していきます。

韓国戦での見事な2ランホームラン!

15日に行われたグループBの第二回戦、日本VS韓国戦で森下選手が見事な2ランホームランを放ち、日本の勝利に貢献しました。

試合の序盤は接戦となり、どちらが勝つか分からないハラハラする展開となりました。試合経過を回ごとにまとめていきたいと思います。(※日本の攻撃のみ)

1回

1番 桑原→空振り三振

2番 小園→セカンドゴロ

3番 辰巳→ファーストゴロ

初回は出塁のチャンスがありませんでした。

2回

4番 森下→センター前ヒット

5番 栗原→ライト前ヒット

6番 牧→サードライナー

7番 清宮→ファーストゴロ

8番 紅林→レフト前ヒット 2打点

9番 板倉→セカンド内野安打

1番 桑原→見逃し三振

2回表で韓国が先制しましたが、連続出塁し紅林のヒットで2点を返し勝ち越しました。

3回

2番 小園→ライト前ヒット

3番 辰巳→セカンドゴロ

4番 森下→ピッチャーゴロ

5番 栗原→センターフライ

小園がヒットで出塁しますが、その後はヒットが続かず残塁。

4回

6番 牧→空振り三振

7番 清宮→サードフライ

8番 紅林→ライト前ヒット

9番 板倉→ピッチャーゴロ

紅林がヒットを打つも、3回同様打線が繋がらず残塁。

5回

1番 桑原→ショートゴロ

2番 小園→見逃し三振

3番 辰巳→フォアボール

4番 森下→フォアボール

5番 栗原→デッドボール

6番 牧→センター前ヒット 2打点

代打 佐野→セカンドゴロ

韓国は短い継投で勝負をするスタイルですが、ここで投球が乱れて大きなチャンスが到来!牧のヒットで2点を返し再び勝ち越しました。

6回

8番 紅林→ショートゴロ

9番 板倉→セカンドゴロ

1番 桑原→センターフライ

出塁できずにチェンジ。

7回

2番 小園→ライト前ヒット

3番 辰巳→空振り三振

4番 森下→左中間ホームラン 打点2

5番 栗原→ファーストゴロ

6番 牧→レフトツーベース

7番 佐野→空振り三振

小園がヒットで出塁し、森下が2ランホームランを放ち点差を2点に広げました。森下のホームランは公式戦での第1号ホームランです。

8回

8番 紅林→見逃し三振

9番 板倉→フォアボール

1番 桑原→センター前ヒット

2番 小園→ライトフライ

3番 辰巳→ファーストゴロ

桑原がこの試合初ヒットとなりましたが、打線が続かず残塁。6-3で日本の勝利となりました。

なぜプロ2年目の森下が日本代表の4番に抜擢されたのか

森下選手は2022年のドラフト会議で阪神に1位指名を受け、入団しました。今年でプロ2年目ですが1年目からスタメン入りしており、伸び率抜群の若手選手です。

昨年は打率.237、本塁打10という成績でしたが、今年は打率.275、本塁打16と大きく個人成績を伸ばしています。セリーグの得点圏打率ランキングでは3位に入っており、勝負所で強い選手として認知されています。

所属する阪神では、主に大山選手が4番打者をしており、森下選手は3番で定着しています。そんな森下選手が今回のプレミア12で4番に抜擢された理由を3つ挙げていきます。

チャンスの場面で自分らしいスイングができる

森下選手の一番の魅力はなんと言っても“勝負強さ“です。満塁やチャンスの場面でプレッシャーに負けず、負けん気の強さを発揮して自分らしいスイングができる選手はそう多くはないでしょう。

特に国際試合となれば、注目度も高く普段と違う雰囲気で普段プロとして活躍する選手でも、緊張をしてしまう人のほうが多いのではないでしょうか。

森下選手はその緊張感を跳ね飛ばし、やってやるぞ!という気迫あふれるスイングができる唯一無二の存在です。

WBCメンバーが不在の中で次世代のJAPANを担う中軸候補

先に述べた通り、今回の大会では山川、近藤、岡本、村上などのWBC出場メンバーが欠場しています。山川、近藤は30代のため次の大会に出場できるかどうか分からない状況です。

さらに岡本選手はメジャー志向が強く、いつメジャーへ行ってもおかしくない状況です。村上選手は来季にポスティング移籍を表明しているためこちらの2人もWBCへの出場可否が分からない状態となります。

よって、次にWBCが開催される2026年のことを考えると、新しい世代で日本代表メンバーとなる選手を育てる必要があります。次世代の4番候補となるホームランバッターは今回の出場メンバーから考えると牧か森下になるのではないでしょうか。

牧は、日本シリーズに出場していたため、日本代表の練習には後から合流しており、疲労などの懸念から4番を外された可能性も考えられます。

チャンスメイクができる流れを変えるムードメイカー

森下選手は、得点圏やチャンスに強いイメージが先行しますが、追い込まれている時に流れを変える一打が打てる選手です。

国際試合という大舞台で、特にアウェーでのゲームになると相手チームの勢いに押されがちです。そのため、なかなかヒットが出ず打線が繋がらない場面もあります。そのような時に流れを変える一打を放つことができるのが森下選手です。

阪神での試合においても、チャンスメイクの場面は多々ありました。最近の試合で印象的だったのがクライマックスシリーズのファーストステージ第二戦です。

一戦目はベイスターズに負けており、絶対に負けられない試合。ピリつく雰囲気の中で初回の攻撃でソロホームランを打ち、チームを盛り上げました。

結果的にはファーストステージで阪神は敗退となりましたが、一戦目、二戦目と連日打点をあげて最後まで諦めずに打席に立つ姿が印象的でした。

そういった姿勢も今大会で4番を任された要因の1つだと考えられます。

プレミア12で森下が4番を任されていることに対してのネットでの声

・今大会で打率が全体の1位!期待に応える打撃を見せてくれる森下は日本の4番にふさわしい。

・侍ジャパンの4番という重圧を感じず、動じないプレーができる選手。結果を出し続けて常に前を向いている森下こそ真の4番だ。

・阪神でプロ初4番→1打席目ホームラン、侍ジャパンで初4番→1打席目ホームラン。森下以上に4番がハマる選手はなかなかいない。

・4番という重圧を全く感じさせない。プロ二年目で国際試合で打率.714という成績をだすのは大物すぎる。

・森下がすごい選手だということは知っていたが、国際試合で4番を背負ってホームラン打てるのはメンタルがすごい。WBCもぜひ出場してほしい。

・阪神の選手で侍JAPANの4番を任される選手は初めてで、阪神ファンとして森下選手の活躍はとても嬉しいし、誇りに思う。

上記のように、4番としてチームを引っ張る森下選手の能力を高く評価している声が多いです。

まとめ

今回の記事では、森下選手がプレミア12で4番に抜擢された理由についてと韓国戦での2ランホームランについて情報をまとめました。

森下選手が阪神でも4番になる日はそう遠くないと感じます。そして今大会でさらに一回り成長して、2026年のWBCの代表入りをしてほしいです。

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