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阪神タイガースのチケット購入完全ガイド:FC会員以外の入手方法と他球団戦のお得な買い方

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2024年の阪神タイガースのチケットは2023年の日本一の影響で例年以上の人気でした。2025年も阪神戦のチケット取得は戦略なしでは困難なことが予想できます。

本記事では、ファンクラブ会員でない方向けのチケット入手方法や、ビジター戦でのお得な購入方法を詳しく解説していきます。

阪神タイガース主催(甲子園、京セラ)試合のチケット購入方法

タイガースの主催試合(甲子園、京セラドーム)のチケット販売はFC会員の先行販売と一般販売の2つに分けられています。

タイガースのFC会員種別は上位からプレミアムプラス→ダイヤモンドプラス→一般会員となっています。会員種別によってチケットの販売開始日時が異なります。発売日にシーズン中の全ての試合のチケットを購入することができます。今年2025年度の販売日時は、以下の通りです。

プレミアムプラス会員 2/1㈯12:00~2/2㈰23:00
ダイヤモンドプラス会員 2/3㈪12:00~2/6㈭23:00
一般会員 2/11㈫12:00~2/17㈪23:00

筆者の体験談~2024年度のチケット購入について~

私は一般会員ですが、昨年の発売日初日の12:00ちょうどにWEBサイトにアクセスしたところ、回線が非常に混み合っていました。対象のWEBサイトは甲チケローチケの2つのサイトになります。

甲チケはサーバーが強くないため、エラーが頻発しやすくなかなか日時指定ページまで進むことができませんでした。ローチケは、甲チケに比べると繋がりやすくエラー表示も少なかったです。私はローチケで4試合、甲チケで1試合分のチケットを取ることができました。

アクセスが混み合っていたため、計5試合分取り終わるのに3時間かかりました。甲チケはWEBで購入後、試合当日に甲子園球場のチケット販売カウンターでチケットと引き換えが必要になります。

甲チケ

甲チケのチケットは、タイガースの選手たちがプリントされています。記念品として保管しておくのもいいですね。

ローチケで購入された場合は、当日の引き換えは必要ありません。WEB購入の際にQRコード受け取りか紙チケットとしてローソン受け取りにするかを選択ができます。

FC会員以外の4つの購入方法

①甲チケ

阪神甲子園球場チケット直販サイト

甲チケは会員登録不要で購入ができます。QRコード受け取りか紙チケット受け取りか選択が可能です。紙チケット受け取りの場合はWEB購入後に表示される受け取り用QRコードを持参して当日甲子園球場窓口で引き換えましょう。

②ローチケ

阪神タイガース|スポーツのチケット ローチケ[ローソンチケット]
阪神タイガース | プロ野球・阪神タイガース 公式戦・交流戦のチケット情報はローチケで。

ローチケは購入前に会員登録が必要です。一般販売開始時にスムーズに購入できるよう、会員登録をしたら決済用のクレジットカード登録をしておきましょう。購入時にWEB決済かローソン店頭決済か選択ができます。

受け取り方法もQRコードか紙チケットかどちらか選ぶことができます。紙チケットの場合は当日までにローソン店内のロッピーで受け取りが必要です。ローチケのアプリをダウンロードしておくと、試合当日QR表示がスムーズで便利です。

③虎チケ

虎チケ

虎チケはWEB購入前に会員登録が必要になります。決済方法はクレジットカードのみとなっています。受け取りは紙チケットのみでセブンイレブンで発券が必要です。

④甲子園球場窓口

甲子園窓口

甲子園駅から甲子園球場方面に直進すると左手側に窓口があります。甲チケ、虎チケで購入して当日引き換えが必要な場合はこちらで引き換えを済ませましょう。当日券が販売される場合も同様にこちらの窓口で購入が可能です

一般販売で入手困難な人気チケット

タイガースのFC会員は非常に多いため約7割ほどのチケットがFC先行販売で完売してしまいます。土日やイベント開催日は人気のためFC先行販売で既に完売となってしまうこともあります。

特に人気の高い試合は、

  1. 開幕時期(3月末~4月上旬)の土日シーズン終了時期(9月中旬~末)
  2. イベント開催日(夏休み開始時期のウルトラの夏、こども向けイベントの日、女性向けイベントTORACODAY、内野席1000円)
  3. セ・パ交流戦(4月下旬~5月上旬のGW時期)

の順番になります。これらの日程と土日を避け、発売日時に購入ができればチケットを取得できる可能性が高くなります。

また、昨年タイガースが日本一になったことで例年以上にチケットが取りづらくなっています。その年によってチケットの当日販売がある場合がありますが、今年は4月中に全試合完売となっているので当日販売はありません。

座席にこだわりたい、イベント日や土日に行きたいという方は、FCに入会されることをおすすめします。

ビジター球場でのチケット購入戦略

ホーム球場が遠方の場合、どうしてもビジター球場での観戦頻度が多くなります。その場合、ビジター側のFCに入会する必要はあるのでしょうか。

まず、結論としては観戦するビジター球団のFC入会はしたほうがいい場合と、しなくてもいい場合があります。全球団共通でFCにはランクがあり、無料会員もあります。私は、ヤクルトのライトという有料の中で一番安い会員になっており、ベイスターズは無料会員になっています。

ヤクルトスワローズ戦(スワチケ)

ヤクルトのFCサイト『スワチケ』は、チケットの価格が変動する形式になっています。対戦カードや、混雑時期、曜日などによりSバリュー、バリュー、スタンダード、プレミアの4つの価格帯に振り分けられます。各価格帯の初期設定価格から日にちを増すごとに、価格が変動していくシステムです。

阪神ファンは神宮球場を好む人が多く、毎試合ホーム側のヤクルトファンよりもビジターであるタイガースファンの人数のほうが上回ります。発売日時に購入が殺到する傾向にあるためセリーグ6球団のうち一番チケット代が跳ね上がります。
価格設定別 価格変動推移位(例)※
価格種別 席種別 初期価格 発売日から5日後 発売日から2週間後 試合開催日3日前
Sバリュー A指定席(3塁) 5400円 5900円 7200円 10500円
Sバリュー 外野指定席C1(ビジター) 3300円 4700円 6500円 8900円
バリュー A指定席(3塁) 5700円 6500円 6000円 12800円
バリュー 外野指定席C1(ビジター) 3600円 7600円 9900円 9700円
スタンダード A指定席(3塁) 6100円 11000円 10600円 11000円
スタンダード 外野指定席C1(ビジター) 3900円 8500円 8500円 8500円
プレミア A指定席(3塁) 6300円 9000円 15900円 18000円
プレミア 外野指定席C1(ビジター) 4100円 6500円 8500円 8500円

価格帯や席種別によっては、一度価格が下がる場合がありますが、基本的には日数が経つにつれて価格は上がっていくことが分かります。

できるだけお得な価格で購入をするには、スワチケ会員へ入会することをおすすめします。

横浜DeNaベイスターズ戦(ベイチケ)

x.com

ベイスターズのチケット購入サイト『ベイチケ』は、価格変動ではありません。ですが、ベイチケは無料会員でも割引が入り定価から500円割引になります。無料会員登録をしておくとお得です。また、ベイチケ会員になっておくとWEB購入の際に座席選択をして購入ができて便利です。

読売ジャイアンツ戦(ジャイアンツID)

https://twitter.com/tokyodome1988_/status/1848374202061193449

ジャイアンツIDに関しては特に割引もないため登録はしなくてもいいかもしれません。また、ジャイアンツIDは有料会員が大変多いです。そのため無料会員として購入するのと、一般で購入する場合で座席種類もほとんど変わりません。

タイガースのFC会員はタイガースFCサイトで東京ドーム戦のFC先行販売があるのでそちらで購入されるのがおすすめです。非会員の方はローチケ、イープラス、チケットぴあで購入が可能です。ジャイアンツ主催試合はイープラスが一番枚数が多いため良い座席のチケットが手に入りやすいです。

お得に購入するためのテクニック

スワチケ有料会員登録のメリット

先程もお伝えした通り、ヤクルトの主催試合のチケットは価格変動制となっています。そのため、有料会員から先行販売が始まった後時間の経過とともに価格が上がっていきます。一般販売で購入すると有料会員先行販売時よりも3倍ほど値段が高くなってしまいます

実際に同一試合を有料会員(ライト)先行販売、一般販売で購入をしてみました。

~平日ナイター(金曜日)、外野指定席C2 1枚~
ライト会員価格→3100円、 一般販売(販売日初日)→5300円

一般販売では2000円ほど割り増しになりました。スワチケの会員ランクはゴールド(7700円)→レギュラー(3600円)→ライト会員(2600円)となっています。毎カードヤクルト戦を見に行く方はレギュラー会員に入会しても元は十分にとれます。行く頻度が不定期あるいは少ない方はライト会員の入会がおすすめです。

各球団のFC会員登録の費用対効果

  • 読売ジャイアンツ(CLUB GIANTS、ジャイアンツID)
読売ジャイアンツのFC会員は無料会員の『ジャイアンツID』と有料会員の『CLUB GIANTS』に分かれています。CLUB GIANTSに入会すると、一般販売よりも早くチケットを購入することができます。さらに、ジャイアンツ主催試合のチケット(内野2階席ペア)が1試合分プレゼントされます。
ジャイアンツIDはに無料登録すると、一般販売日にジャイアンツの公式HPでチケット購入することができ、購入するたびにポイントが付与されます。たまったポイントはチケット購入の際に使用することができます。
有料会員の特典で割引などがないため、入会はあまりおすすめできません。
  • 東京ヤクルトスワローズ(スワチケ)
スワチケは、無料会員がないため有料会員のみとなります。金額ごとにプラチナ→ゴールド→レギュラー→ライトとグレードが分かれています。グレードごとにチケット販売期間が変わるので、高いグレードに入会すればその分早くチケットを入手できます。
スワチケは価格変動制なので、神宮球場に行く頻度に合わせたグレードに入会することで、よりお得な価格でチケットを購入することができます。2回以上観戦に行かれる方はスワチケ会員に入会するとお得です。
  • 横浜DeNAベイスターズ(bluemate、ベイチケ)
横浜DeNAベイスターズのFC会員は有料会員の『bluemate』と無料会員の『ベイチケ会員』に分けられています。bluemateに入会すると、引き換えチケットが付与されます。そのチケットを観戦チケットと引き換えることができます。さらに、一般販売よりも早く先行販売でチケットを購入することができます。
2回以上横浜スタジアムで観戦される予定の方は有料会員bluemateの入会がお得です。
  • 中日ドラゴンズ(ドラチケ)
中日ドラゴンズのFC会員(ドラチケ)に入会すると、一般販売価格よりも200円~300円安くチケットを購入することができます。また、入会特典として入会金と同金額分の割引チケットを入手することができます。さらに、チケット発券時に発生する手数料が無料になります。
週末のゲームを中心に10試合程度ナゴヤドームに行かれる予定の方は、元がとれると考えられます。
  • 広島東洋カープ(鯉来い)
広島東洋カープのFC会員(鯉来い)に入会すると、一般販売も早く行われる先行抽選販売に申し込みすることが可能です。1年分の試合は、阪神と同様に2月に会員限定で一斉販売されます。ビジター応援席は一般販売で購入可能ですが、内野席で観戦されたい場合は入会したほうが良いでしょう。
FC会員向けのチケット割引特典は特にないので、高頻度でマツダスタジアムに行く予定ではない方は入会のメリットがありません。

まとめ

今回の記事では、ファンクラブ会員でない方向けのチケット入手方法や、ビジター戦でのお得な購入方法についてお伝えしました。

今回の記事の内容を項目ごとにまとめていきます。

~2024年度の阪神FC先行販売の経験から学んだこと~

  • 『甲チケ』のサーバーは弱く、エラーが頻発しやすいのでまずは『ローチケ』で購入を試みる。その後、購入までスムーズに進まない日程のチケットを甲チケで再度購入手続きをしてみる。
  • 行きたい日程の希望順位を予め決めておく。優先順位が高いチケットから先に購入を試みる。
  • 9月のチケット、イベント日のチケットは人気なので最初に購入を試みる。TORACODAYのチケット販売は別日程

~ビジター球場でのチケット購入戦略と他球団FC入会の費用対効果~

  • スワチケでのチケット購入は価格変動制になっている。複数回神宮球場で観戦予定の場合はスワチケ会員への入会がお得。行く頻度に合わせたグレードの会員になりましょう。
  • ベイスターズのFCは無料会員の『ベイチケ』と有料会員の『bluemate』に分かれている。2回以上横浜スタジアムで観戦予定の方はbluemateの入会がお得。ベイチケに無料登録するだけでチケット割引特典があるのでお得。
  • ドラゴンズのFC『ドラチケ』は会員チケット割引があるが、ジャイアンツとカープはないため、高頻度で本拠地観戦予定がない方は入会のメリットがほとんどない。

他球団のFC入会をご検討の方は、ぜひ参考にしていただければ幸いです。

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