甲子園球場での野球観戦を最大限に楽しむためには、適切な座席選び、美味しいグルメ、そして球場ならではの体験が重要です。
本記事では、観戦目的に合わせた座席の選び方、リピーターも唸る甲子園グルメ、そして人気マスコット・キー太とのグリーティングについて詳しくまとめていきます。
目的別 最適な座席の選び方
甲子園球場は最大収容人数が47400人と日本で最大の屋外球場です。そのため、座席種別はたくさんあります。初めてチケットをとる方はどの座席にしようか迷ってしまうことでしょう。何を重視するかで選択肢は変わってきます。
今回は、目的別で考えた席種の選び方をまとめていきたいと思います。
グラウンド近くで熱気を味わいたい方
お気に入りのチームをグランドに近い所で応援しながら観戦したい方におすすめなのが内野アルプス席です。
アルプス席は1段(列)~63段(列)まであります。前列のほうが自然とグランドに近くなりますが前から6段目までは段差がほとんどありません。前に背の大きな人がいた場合隙間から見るような状態になってしまいます。
7段目以降だと段差になっているため比較的見やすいです。1席に女性2人が入れるくらい広いのでちょっとした荷物を置くことができて快適です。隣の人とも間隔があるので気を遣わないで済みます。
本格的な応援を楽しみたい方
本場の応援を間近で聞きながら本格的に応援したい方におすすめしたいのが外野応援席です。
内野アルプス席と比較すると席幅がかなり狭いです。列の真ん中付近の席だと途中で席を離れる際にかなり気を遣います。隣の人との間隔も近いため肩が触れることもあります。隣に大柄の男性が来ると窮屈さを感じてしまうので通路側がおすすめです。
また、内野アルプス席と比較すると前後の幅も狭くなっています。荷物を置くスペースがあまりないので大きな荷物がある場合は事前に甲子園球場のコインロッカーに入れておきましょう。
ゆったりと観戦したい方
独立した席で隣の席を気にせずに球場の雰囲気を楽しみたい方におすすめなのがSMBCシート、アイビーシートです。こちらの席は内野アルプス席よりもバックネット裏寄りの席になります。
両席種ともに背もたれ付き、可動式の机がついています。
ブリーズシートというのは3塁側の同等席になります。3塁側も前から8列目までSMBCシート、8列目より後方がブリーズシートとなっています。
グループでワイワイ楽しみたい方
お酒を楽しみながら、自分たちのノリで試合を観戦したい方におすすめなのは、三ツ矢サイダーボックスシートです。
こちらの三ツ矢サイダーボックスシートは、1塁側のアイビーシートの最後列、3塁側のアイビーシートの最後列にあります。こちらの席種は1名づつの販売ではなく4名もしくは5名で1つのチケットになります。そのため、家族や友達同士などの複数人で楽しみたい方向きです。
カップル・ペアにおすすめの座席
周囲に気を遣いたくないカップルやペアで観戦したい方におすすめなのがセコムツイントリプルシートです。
隣に座る人がおらず、通路側に面しているため観戦中も周囲に気を遣わず席を立つことができるので、カップルや夫婦、女性同士の観戦におすすめです。
甲子園名物グルメガイド
甲子園球場は内野アルプスから外野席まで様々な売店が展開されています。せっかく聖地甲子園に行くからには、よりすぐりの美味しいメニューを堪能したいですよね。
今回は、実際に食べてまた食べたい!と感じたおすすめのメニューをご紹介していきます。
100年の歴史を持つ『甲子園カレー』
甲子園球場は今年で開場100周年を迎えました。こちらの甲子園カレーは球場ができた100年前から実在しているメニューです。
トッピングはチーズ、ミンチカツ、ロースかつ、からあげがあります。また、通常の甲子園カレー以外にもホルモンカレー、国産牛カレー、牛すじカレー、バターチキンカレー、キーマーカレーなど種類が豊富です。
甲子園カレーは玉ねぎの甘味とルーの滑らかさが癖になるお味なので、また食べたい。次は違うカレーが食べてみたいと思うこと間違いなしです。
ボリューム満点の『ジャンボ焼き鳥串』
上記の写真はジャンボ焼き鳥串です。鶏肉がとってもジューシーでタレは少し濃いめで甘辛さが癖になります。通常のジャンボ焼き鳥串の他に合鴨つくね、鳥皮、なんこつ、豚串、イカゲソがあります。
選手コラボ!近本のタコ飯幕の内弁当
こちらは阪神タイガースの選手とコラボしたお弁当シリーズのタコ飯幕の内弁当です。お弁当シリーズはどれもボリューム満点なので、これ1つでお腹いっぱいになります。
タコ飯はお米にタコの味がしっかり染みていて後を引く美味しさです。おかずもたくさん入っていて、卵焼き、茎わかめ、ミニハンバーグなど充実のラインナップです。
甘党派必見!パティシエ坂本のフルーツたっぷり白くまクレープ
上記写真の白くまクレープは選手コラボメニューのスイーツです。捕手である坂本選手が引退する先輩選手に手作りのケーキを作ったことからパティシエと呼ばれるようになったそうです。
クレープ生地のもちもち感とフルーツの自然な甘みがくせになります。食後のスイーツにぜひ食べてみてください。
甲子園限定マスコット・キー太に会おう
阪神タイガースのマスコットと言えば、トラッキーを思い浮かべると思います。実はトラッキーを含めてマスコットは4体いるのをご存じですか?
右からラッキー(トラッキーの友達)、キー太(ラッキーの弟年齢は5歳)、トラッキーです。
トラッキーはたまにビジター球場にも応援に来ている時がありますので、関東の球場でも会えるチャンスはあります。ラッキーとキー太は甲子園球場にしかおらず、なかでもキー太は大人気のマスコットです。
キー太は2011年に誕生したマスコットです。5歳児らしいかわいい動きと愛嬌、人懐っこいキャラクターで多くの人に愛されています。
グリーティングの時間と場所
試合前にキー太と間近で触れ合えるチャンスがあります。グリーティングは基本的に3体の中からランダムで2体(1体の日もあります)。グリーティングに参加しないマスコットはすぐ隣のメインステージでタイガースガールズというチアガールたちとコラボステージを行います。
グリーティングではこのように至近距離で写真を撮ったり、話しかけたりすることができます。この日は10月のクライマックスシリーズだったので、ハロウィンの仮装をしていました。
試合1時間前なると、1塁側アルプスでお客さんとコミュニケーションをとります。たまに売店のエリアをお散歩してるキー太に会うこともできます。食いしん坊なので、食べ物をあげるととても喜んでくれますよ!
2025年誕生の新キャラクター『コラッキー』
『コラッキー』は、今年2025年に球団90周年を記念して誕生した新キャラクターです。トラッキーの弟で、キー太の幼馴染みです。
今年から2軍の本拠地が鳴尾浜球場から、ゼロカーボンベースボールパークという新設球場に変更になりました。その新球場のマスコットキャラクターとなったのがコラッキーです。
去年までは、キー太が1軍と2軍を兼任していましたが、今年からキー太は甲子園、コラッキーがゼロカーボンベースボールの担当になります。
コラッキーとはどこで会える?
コラッキーは、2軍のゼロカーボンベースボールパークの専任マスコットになるので、甲子園で会うことはできません。
コラッキーに会う場合は、2軍の試合が行われている日時にゼロカーボンベースボールパークへ行きましょう。
まとめ:最高の甲子園体験のために
今回は甲子園の最適な座席選び、グルメ、マスコット情報についてお伝えしました。各項目ごとにまとめていきます。
甲子園の座席の選び方
- 一緒に観戦に行く人数や間柄に合わせて、最適な座席を選ぶようにしましょう。
- 甲子園球場の外野席は、他球場と比較して席幅が狭いため、身長の大きい男性と一緒に行かれる場合はあまりおすすめできません
- セコムトリプルツインシートは、席数が少ない上に人気の席種なので、早めにチケットを確保しておきましょう
おすすめグルメ
- 甲子園カレーは名物なのでぜひ一度お試し下さい。中辛でも辛さが強いので、辛い物が苦手な方は甘口を選びましょう
- 選手コラボグルメは毎年あるものと、その年の限定メニューとで分かれているので、甲子園に行かれる前にチェックしてみて下さい
- 甲子園の外には、期間限定グルメの販売車がある時もあるので、ぜひチェックしてみて下さい
マスコット
- グリーティングに出ないマスコットが、特設ステージでパフォーマンスをしています。その日によってキャラクターはランダムなので、行くまでのお楽しみ!
- キー太は一番人気のキャラクターなので、キー太のグリーティングの日にはミズノスクエア周辺が混み合います。時間に余裕を持って向かいましょう
- 現時点での情報だと、新キャラクターのコラッキーは甲子園には来ません。会いたい方はゼロカーボンベースボールに行きましょう
初めて甲子園に野球観戦に行かれる方のお役に立てれば幸いです。
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