阪神タイガース

阪神に来季から入団する助っ人外国人情報まとめ。レジェンド級!歴代助っ人特集

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今回の記事では、今季阪神に入団すると噂されている助っ人外国人情報のまとめと、過去に活躍した助っ人外国人についてまとめていきます。

阪神に新加入する助っ人外国人情報まとめ

今季、加入する助っ人外国人について何度か獲得調査の情報が流れていますが、確定したの?と気になる方も多いのではないでしょうか。

今日現在、発表されている助っ人外国人情報をまとめてご紹介していきます。

ニック・ネルソン投手

阪神は12月19日にMLBのフィリーズでプレーしていたニック・ネルソン投手(29)と1年契約を締結しました。年棒は日本円にして推定1億4000万円。背番号は42番に決まりました。

ネルソン選手はMLB入り8年目。ヤンキース→フィリーズで活躍し、メジャー通算74試合に出場しています。マイナーでは164試合に出場しており、先発も中継ぎもこなす投手です。

藤川監督は、“中継ぎ起用”を明言しています。今季は勝ちパターンを任せられる中継ぎが少なかったことで、そこを補うのにネルソン選手と契約に至ったと考えられます。

ネルソン選手は過去に最速で158キロを投げています。年々球速が落ちているようですが、NPBにうまくはまれば活躍できる可能性があります。

マイナーでは沢山の試合に出場していることから、来季もマイナー契約を提案されていたようですが、日本の野球に興味があったそうで“挑戦してみたい”と阪神入りを決断をしたようです。

ラモン・ヘルナンデス選手

ラモンヘルナンデス選手(28)は、12月27日に阪神と単年契約を結びました。ラモン選手は、MLBでのプレー経験はなく、メキシカンリーグ出身の内野手です。

身長192㎝、体重102キロもある大柄な体形で、今季は82試合に出場し打率.313、22本塁打を放っています。守備はサードとファーストを守っていることが多いです。

阪神は来季の野手の助っ人について、「1軍でのスタメン起用は前提としていない」と方針を固めています。そのため、スタメンではなく主に代打での起用になりそうです。

持ち前のパワー溢れる打撃を甲子園で見せてくれることを期待したいです。

ジョン・デュプランティアー選手

ジョンデュプランティアー選手(30)は、MLBのブルワーズ傘下の投手です。球団からの公式発表はまだされていないため、契約締結には至っていないようです。

最速で157キロの投球をする193㎝の大柄な投手です。昨シーズンは23試合に登板しており、防御率は4.20という成績でした。MLBでは先発と中継ぎ両方の経験がありますが、最終登板試合では先発起用をされており、6回を投げ切り12奪三振を奪っています。

このような成績を残していることから、阪神と正式に契約合意に至った場合は先発起用の可能性が高いのではないでしょうか。

スタンリー・コンスエグラ選手

スタンリーコンスエグラ選手(24)はMLBの元メッツ傘下の外野手です。ドミニカ共和国出身の選手で、阪神とは育成選手契約を締結しました。

阪神は昨年度からドミニカ共和国の現地においてトライアウトを独自に開催しており、前年度には2名投手と育成契約を行っています。今回も独自に行ったトライアウトにおいてスタンリー選手が育成契約に至りました。

守備力の評価は低いものの、打撃のコンタクト率が高く、ホームランを打てる点が高く評価されています。24歳とまだ若いので、まずは1年2軍で鍛えていく必要がありそうですが、将来性のある外野手だと感じます。

新助っ人外国人に対するネットでの反応

投手は即戦力MLB経験者、野手は代打要員と分かりやすく対比している。パワーがないと本拠地の甲子園ではホームランが打てないので大柄野手の補強は期待できる。
投高打低とは言え、3割バッターがスタメンにいないのが現状。野手の補強に力を入れなくていいのだろうか。
来季は外人助っ人枠が最大9名体制!打撃の底上げを期待したい。
リリーフの中で勝ちパターンが桐敷、石井、富田しかいなかったので、リリーフ要員としてMLB経験者を複数とれたのは大きい!

上記のように、おおむね補強ポイントに合致していると評価されていましたが、野手の層の薄さに対して不安視する声もありました。

歴代最強助っ人ランキング!~野手編~

阪神は歴史のある球団で今年で球団設立90周年を迎えます。そんな長い歴史の中で、たくさんの助っ人外国人がプレーしてきました。

過去の助っ人外国人を野手と投手に分けてランキングにしていきます。まずは、野手からご紹介します。

1位 R・バース(野手)

バース氏は、1983年~1988年までの5年間在籍していました。シーズン打率のNPB記録保持者でなんと、その打率は.389!そして、6シーズンに渡る在籍は外国人助っ人の最長記録とされています。

1985年の日本一に貢献した野手であり、2度も三冠王をとっています。在籍期間中の平均打率は.337。本塁打は202本、打点は486、長打率660と驚異的な成績を残しています。

バース氏は阪神の助っ人としてと言うよりも、NPBの歴代助っ人としてもレジェンドと言える地位を確立しています。

2位 M.マートン(野手)

マートン氏は2010年~2015年までの5年間在籍していました。1位のバース氏と並ぶ6シーズン阪神に在籍していた選手です。

阪神在籍中の1軍試合出場記録は832試合、通算安打数1020本はいずれも阪神の歴代外国人選手で1位の記録となっています。さらに、2010年の1軍公式戦では214安打を打っており、最多安打を記録しています。

2015年に阪神を戦力外になり、アメリカに帰国しましたが現在でも度々甲子園へ試合観戦に来ています。阪神時代に甲子園で見た景色は本当に美しかったとコメントしており、現在でも阪神愛の強さを持っているOBです。

3位 T.オマリー(野手)

オマリー選手は、1992年~1994年まで阪神に在籍した内野手です。1993年には、首位打者とOPSでリーグトップに輝きました。守備力にも定評があり、端正なルックスもあり人気のある選手でした。

成績とは裏腹に素行が問題視されており、監督の起用法について納得せず試合出場を拒否する場面もありました。1994年オフに金銭トレードで他球団に出される予定でしたが、本人の強い要望によりヤクルトに移籍しました。

引退後の2002年には、阪神の春季キャンプに臨時打撃コーチとして戻ってきました。その後は特命コーチとして2003年まで主に外国人選手の指導に尽力を注ぎ、2003年のリーグ優勝に貢献しました。

歴代最強助っ人ランキング!~投手編~

続いては、投手をまとめてご紹介していきます。

1位 R.メッセンジャー(投手)

メッセンジャー選手は、2010年~2019年まで9年間阪神に在籍していました。外国人選手の9年間の在籍は球団史上最長記録となっています。

通算1475奪三振、8年連続規定投球回到達などNPBで数々の記録を残しています。来日1年目は投球が不安定と評価され、1軍定着にはなりませんでしたが、2年目からは先発ローテーション入りを果たしています。

さらにその後も躍進し、2013年には開幕投手に選ばれています。外国人選手が開幕投手に選ばれたのはメッセンジャーで3人目。26年ぶりとなりました。2019年まで7年連続で開幕投手に選ばれており、阪神の先発陣の顔として活躍しました。

2位 G.バッキー(投手)

バッキー選手は、1962年~1968年の6年間阪神に在籍していました。入団当初はコントロールが良くなく、結果が残せずにいました。1964年に投手コーチに就任した杉下氏の指導をきっかけに同年から成績を上げ、防御率1.89という好成績を残しました。

さらに一年で29勝9敗を飾り、最多勝利と最優秀防御率のタイトルを獲得しました。バッキーの活躍もあり、阪神はリーグ優勝に輝きました。オフシーズンには沢村賞とベストナインを受賞しました。外国人選手が沢村賞を獲得したのはバッキー選手が初めてです。

1968年には試合中に巨人のコーチや選手陣に襲い掛かられ、顔面を殴った際に親指の付け根を骨折してしまいました。その後裁判沙汰になり、11月に近鉄バッファローズに移籍しました。

3位 M.キーオ選手(投手)

キーオ選手は1987年~1990年の3年間阪神に在籍していました。当時の阪神は、暗黒時代と呼ばれており、エース級のピッチャーが不在と言われていました。そんな中、来日一年目で開幕投手に選ばれています

当時、NPB経験のない外国人投手が開幕投手に選ばれた前例がありませんでした。また、投手でありながら打席では2本も本塁打を放っています。好投を見せ、1年目から阪神のエースと呼ばれるようになりました。

打線が振るわない中で3年連続で二桁勝利をあげており、当時の阪神ファンの中の唯一の明るいニュースとなっていました。

まとめ

今回の記事では、今季の新助っ人外国人情報まとめと過去に活躍した外国人選手についてお伝えしてきました。

まだこれから新たに外国人選手の入団発表がある可能性もあります。新しい戦力に期待したいですね。

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