東京ドーム

MLB東京シリーズプレシーズンゲームでカブスとドジャースを制した阪神タイガースの名場面まとめ

東京ドーム

3月15日~16日にかけて行われたMLB東京シリーズ阪神vsカブス、阪神vsドジャースの両試合で阪神は勝利し、大いに盛り上がりました。

今回の記事では、上記の2試合を振り返り、印象的だった名場面を振り返り、まとめていきます。

3月15日阪神タイガースvsシカゴ・カブス

3月15日㈯12:00~行われた阪神タイガースvsシカゴカブスの試合では、3-0で阪神タイガースが勝利しました。見事なピッチングを披露したピッチャー陣と各回に生まれた名プレイをまとめていきます。

先発ピッチャー:門別啓人選手

門別啓人選手のプロフィール

  • 年齢:2004年7月10日(20歳)
  • 出身:北海道沙流郡門別町
  • 経歴:東海大学付属札幌高等学校→2022年ドラフト2位
  • 2023年:1軍で2試合に登板し、0勝0敗、防御率3.38を記録しました。2軍では12試合に登板し、2勝2敗2セーブ、防御率2.78という成績でした。
  • 2024年:1軍で5試合に登板し、0勝2敗、防御率4.50でした。
  • 2025年:オープン戦において、15イニング連続無失点という記録を更新しています。
この試合は私自身も観戦するため東京ドームに足を運びました。門別啓人選手の投球は圧巻で、スタンドから見守るファンの期待感が試合が進むにつれて高まっていくのが肌で感じられました。特に初回、鈴木誠也選手との対戦では直球勝負で中直に仕留めた場面は、球場全体が完成に包まれた瞬間でした。近本光司選手が3回裏で放ったタイムリーツーベースも印象的で、ライト方向への鋭い打球が観客席に響き渡り、歓声が止むことはありませんでした。

期待の新人リリーパー:工藤泰成選手

工藤泰成選手のプロフィール

  • 年齢:2001年11月19日(23歳)
  • 出身:秋田県秋田市
  • 経歴:明桜高等学校→東京国際大学→徳島インディゴソックス→2024年育成ドラフト1位
  • 2025年の春季キャンプでのアピールが評価され、3月6日に支配下登録されました。オープン戦ではこれまでに6試合にリリーフとして出場しており、6試合連続無失点を達成しています。西武戦においては、1回をわずか9球で三者凡退に抑える完璧な投球を披露しています。

対カブス戦での投球内容

  • 登板状況:7回に3番手として登板
  • 投球内容:1イニングを投げ、1安打1四球を許しながらも、3つのアウトを全て空振り三振で奪い、無失点に抑えました。
  • 対戦打者:

ハップ→154kmの直球で空振り三振。

鈴木誠也→直球勝負を挑み、バットを折りながらも左前安打を許しました。

タッカー→154kmの直球で空振り三振

ショー→高めの直球で空振り三振に仕留める

2024年にドラフトで育成契約を結んだばかりの工藤選手ですが、入団後わずか5か月で支配下登録をされています。最速159kmのストレートを武器に、打者を圧倒する投球が持ち味の投手です。力だけではなく、メンタル面も強く、ピンチの場面でも冷静に対応できる点も強化されています。今シーズンは勝ちパターンを担う重要なキーマンになるでしょう。

3回裏:近本光司選手の先制タイムリーツーベース

近本選手が、ランナー3塁の2-2からライトへの先制タイムリーツーベースを放ち、阪神が先制しました。チーム初ヒットは梅野選手の2塁打、その後小幡選手が送りバントを決めてチャンスへ繋げました。

4回裏:前川右京選手のタイムリーツーベース

森下選手がライトへのヒットを放ち出塁しました。その後の大山選手は三振に終わりましたが、スタートを切っていた森下選手が盗塁に成功し、1アウト2塁。続く前川選手がレフトへタイムリーツーベースを放ちさらに1点追加となり2‐0に!

5回裏:佐藤輝明選手のタイムリーヒットで追加点

https://twitter.com/vvMLBvv/status/1900766087706538360

1アウトで打席に立った中野選手がフォアボールを選び出塁。続く近本選手も粘った末にフォアボールで出塁し1アウト1、2塁。続く佐藤選手がライトへのタイムリーヒットを放ち1点追加!3-0になった。

3月16日阪神タイガースvsロサンゼルス・ドジャース

3月16日㈰12:00~東京ドームで行われた阪神タイガースvsロサンゼルス・ドジャースの試合は、3-0で阪神タイガースが勝利しました。阪神は2戦連続の勝利となり、タイガースファンは大興奮状態でした。

昨日の試合に続いて見事なピッチングを披露したピッチャー陣とファインプレーをした野手陣の名場面をまとめていきます。

先発ピッチャー:才木浩人選手

  • 年齢:1998年11月7日(27歳)
  • 出身:兵庫県神戸市
  • 経歴:須磨翔風高等学校から2016年ドラフト3位で入団
  • 2017年:1軍戦において2試合に登板。防御率0.00
  • 2018年:22試合に登板し、6勝10敗。防御率4.61。
  • 2019年:3試合に登板し、2勝1敗。防御率は4.70。
  • 2020年~2021年:右肘を負傷し、トミージョン手術を受ける。その影響で登板機会はなかった。
  • 2022年:9試合に登板。4勝1敗、防御率は1.53。
  • 2023年:19試合に登板し、8勝5敗。防御率は1.83。
  • 2024年:25試合に登板し、13勝3敗。初の2桁勝利を果たした。防御率は1.83。
この試合では、大谷翔平選手が出場するということで観客席は異常な盛り上がりでした。私もその熱気に包まれながら観戦しました。才木浩人選手の投球は冷静かつ大胆で、大谷選手を2打席連続で凡退させた瞬間には「これぞ日本エースだ!」という声が周囲から聞こえてきました。そして佐藤輝明選手によるライトスタンドへの3ランホームランでは、一瞬の静寂から爆発的な歓声へと変わる球場の雰囲気を体感しました。このホームランは、サイ・ヤング賞を受賞したスネル選手から打ち取ったものであり、そのパワーと技術にはただただ驚かされました。

2年前に味わった屈辱からリベンジ成功

2023年3月に行われた侍ジャパンの強化試合(侍ジャパンvs阪神)において才木選手が先発投手を務め、大谷選手と初対戦しました。

1打席目はフォークボールで大谷選手を三振に仕留めましたが、2打席目では低めのフォークを左ひざをついた状態で右手だけでバックスクリーンに運ぶ驚異的なホームランを放ちました。

試合後に才木選手は大谷選手にホームランを打たれたことを悔しがり、さらに成長していつかまたリベンジしたいと語っていました。

昨年初の2桁勝利をした才木選手は2年越しに叶った大谷選手との対戦で見事に大谷選手を抑え込むことができました。これにより、才木選手の名を日本だけではなく、海外にまで知らしめることとなりました。

4回裏:佐藤輝明選手の3ランホームラン

https://twitter.com/sekai_yakyu_828/status/1901122951380091139

先頭打者の近本選手がフォアボールを選び、1塁。続く中野選手がセンターへのヒットで出塁しノーアウト1,3塁。3番打者の佐藤選手がライトスタンドへの3ランホームランを放ち、阪神が一気に3点先制しました。

プレオープンゲームにおいて阪神に対するネットでの声

阪神タイガースは、ワールドシリーズでのヤンキースより手ごわい相手だ。いますぐナ・リーグに加入しても十分戦えるチームだろう。
才木選手は、既にメジャーでも十分活躍が見込める素晴らしいピッチャーだ。数年後にはMLBの球団がこぞって彼の獲得に集中しそうだ
サイヤング賞を受賞したあのスネルからホームランを打てるパワーバッターはMLBでもそう多くはない。佐藤選手はパワー溢れるホームランバッターだ。MLBでも活躍できるだろう。
MLB球団相手でもためらいなく阪神ファンはいつも通り大音量で熱心に応援をしていてすごい。きっとMLBファンも驚く熱狂ぶりだろう

まとめ

今回の記事では、MLB東京シリーズ阪神のプレオープンゲームの名場面をまとめてお伝えしました。会場となった東京ドームは、MLBファンのほうが割合的に多くNPB球団である阪神はアウェーな雰囲気が漂っていました。

そんな中で、カブスとドジャースの両チームに勝利することができた阪神は、楽しみながらも本領を発揮することができたと感じました。今回の経験を糧に、2025年シーズンは優勝・日本一を達成してほしいです。

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